【ご当地そうめん】愛知県発！和泉そうめんの「一丈素麺」って何？唯一無二の「半生もどし製法」って何？？を解説！

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「そうめん」と言えば、兵庫県の「揖保乃糸」だったり、奈良県の「三輪そうめん」などが有名ですが、実は愛知県安城市にも”地元民に愛される伝統のそうめん”が存在します。

それが、「和泉そうめん」です！！

他に類を見ない独特な製法の「半生もどし製法」や
これまた見た事のない「長さ約３ｍのそうめん」が特徴のそうめんです。

これによって生まれる「もちもち感」は揖保乃糸や三輪そうめんとはまた違う風味を感じられます！

愛知県発祥の和泉そうめんとは？

およそ200年前、江戸時代から続いているそうめんです。
愛知県安城市泉町から生まれた「手延長そうめん」は
「和泉そうめん」と言われ名物となりました。

現在では全国にもファンがいる有名なそうめんとなっています。

和泉そうめんの歴史

和泉そうめんの製造は、江戸時代中期の天明の飢饉（1782～1787年）に端を発します。

この地域は元々粘土質の土で稲作にはあまり向かない場所でした。
しかし、小麦なら育てる事ができたので
農民たちが、貧困から逃れるために副業として
小麦から作れるそうめん作りを始めたとされています。

和泉そうめんの特長とは？

特長その１　ありえないほどの麺の長さ

まず何と言っても目を引くのがその長さ。和泉そうめんは、なんと1本約3.6メートル（＝一丈）。
一般的なそうめんの何倍も長く、袋から取り出した瞬間、その姿に思わず「おおっ！」と声が出るほどです。

そうめんを干す時に、江戸時代の木造家屋に使われていた「貫（ぬき）」を使用しているために、この長さになったと言われています。
※貫とは柱同士をつなげる横棒みたいなもの

特長その２　唯一無二の製法　「半生戻し」

和泉そうめんは、独自の製法「半生戻し」によって作られます。
一度乾燥させた麺を再び加湿して半生の状態に戻す技法で、麺に独特のしなやかさとコシを与えます。この製法は、天日干ししていた麺が夕方の湿った風で自然に湿る様子を再現したもので、和泉地域特有の気候を活かした伝統的な技法です。

この半もどし製法はとても手間のかかる製法。
通常ならば、麺を乾燥させて出来上がりなのですが、あえてそれを「半生に戻す」なんて
よほどのこだわりがないと出来ないと思います！！

和泉手延長そうめん「丈山の里　一丈素麺」とは？

「丈山の里　一丈素麺」は「和泉そうめん　丈山の里」で作られる手延長そうめんです。
きしめんなどの麺も作っていますが、この半生タイプの超長い麺のそうめんが主に人気の商品となっています。
その長さは何と約3.6ｍにもなるそうです。

栄養成分は？

和泉手延長そうめん「丈山の里　一丈素麺」の栄養成分は以下の通りです。

実際に丈山の里「一条素麺」を作ってみた

パッケージはこんな感じです。
やはり麺が長い分、袋も長い。
８の字に麺が入っているのが分かります。

裏面です。
作り方などが書いてあります。
注意するのが賞味期限！！
乾麺の場合は大抵２年ですがこのそうめんは半生なので賞味期限が３か月となっています。
冷蔵保存の必要性はありませんが、少し気にしていく必要があります。

開封。
小麦の香りがします。
一応、紙で束ねてありますが、通常のそうめんのように50ｇ/１束とはなっていません。
ちなみに１袋で200ｇ（２人）となっています。

完全に袋から取り出しました。
思いのほか、麺が折れやすいので取り扱いには注意して下さい。

さすがに、そのまま茹でると長すぎて食べづらいので３等分にします。
大体８の字の円の中心をきると３等分になります。

そうめんを切るのに手間取ったのでずっと沸騰したままでした（汗）
でも、必ずお湯は沸騰させます。

麺をパラパラと投入させます。
麺がくっつかないように菜箸で軽くかき混ぜて下さい。

ゆで時間は２～３分。
お好みで茹でて下さい。
今回は２分３０秒茹でます。

時間が経ったら、火をとめて、蓋をして蒸らします。
大体30秒くらい蒸らしています。

茹で上がったらザルに上げて、冷水でよく揉み洗いします。
写真は片手ですが、実際は両手でしっかりと洗っています。

皿に盛り付けて完成です。

和泉手延長そうめん「丈山の里　一丈素麺」を食べた感想と評価

麺は太目、ひやむぎに近い感じです。
つやがあり、白く輝いているのが印象的です。

食べた感触はもちもちしています。
舌触りがよく、滑らかなのど越しがあります。
小麦の香りもく、太さもあるため食べ応えもあります。
「揖保乃糸」「三輪そうめん」よりも、どっちかっていうと「小豆島そうめん」「大矢知そうめん」に近いと思います。

和泉手延長そうめん「丈山の里　一丈素麺」の評価

日本一長いそうめんですが実際にそのまま食べてしまうと食べにくくて仕方ないです。（笑）
結局、分割して食べる事になりますので少し手間がかかるかも知れませんが
半生独自のなめらかさともちもち感はまさに感動の一言です！

という評価にさせて頂きました！
地元ではテレビ取材も頻回にあるこの”和泉手延長そうめん”
特に県外の人に食べてもらいたいそうめんです！

和泉手延長そうめん　丈山の里　一丈素麺の販売店は？

製造者直営の「いずみ庵本店」ではもちろん購入はできます！
他、生産地である愛知県のスーパーであれば容易に購入できますが
県外になるとかなり置いてある店が限られてしまいます。

しかし！！
楽天には置いてあります！！

愛知県以外の人は楽天や直営のショッピングサイトを利用するのがよいでしょう。

ご家庭用単品商品 | そうめん 通販は半生手延べ一丈麺「和泉そうめん丈山の里」

和泉手延長そうめん　丈山の里はお中元に最適？

もちろん最適です！！

貰った人はその麺の形や長さに驚く事でしょう。
もし、そうめん好きの方がいらっしゃったらぜひ贈ってみてはいかがでしょうか？

ただし、普通のそうめんと違って賞味期限が短いのは考慮が必要です。

和泉手延長そうめんが食べられるお店は？

和泉手延長そうめんを食べるなら、季節限定とはなりますが
いずみ庵おすすめです！！

和泉手延長そうめんが食べられるのはここだけなので
ぜひ、お店で和泉そうめんを堪能して下さい！！

丈山の里　いずみ庵　本店

まとめ

最後に

今回は愛知県のご当地そうめん「和泉そうめん　和泉手延長そうめん」の紹介をさせて頂きました。

やはり「半もどし製法」の独特な作り方による”もちもち感”や”舌触り”は格別なものとなっており
とても高級なそうめんである事は間違いありません。

職人のこだわりのある、愛知県のご当地そうめんを是非堪能してみて下さい！